三十一、ことだから/因為…一定…
「~ことは予想できる、決まっている/由于…可以想像…,因為…一定…」
1. 「えっ!田中さん、まだなの!」「朝寝坊のあの人のことだから、どうせ今頃は、まだふとんの中よ」
2. さんのことだから、すんなり,貸してくれるとは思えない。
3. 先生のことだから、また何かひどいことを言ったのよ」
三十二、以上、以上は/既然…就要…
「あたりまえだ」という気持ち / 既然…就要…,既然…就应…」
1. 学生である以上は、成績で評価されるのは、仕方ないことだ。
2. 約束した以上は守らねばならぬ。
3. 自分でやると言った以上は、最後までやらなければ。
三十三、次第/一…就… 「~たらすごに/…就…,一…就立即…」
1. 富士山についてですが、五合目につくのは夜になります。向こう に着き次第、登り始めますので、バスの中で準備しておくようにお願 いします。
2. すみません、山田はただいま席をはずしております。戻り次第連
絡させますので、よろしくどうぞ。
三十四、一方…、一方で…、一方では…/一方面…另一方面…
「~と…と二つの方向をもつ/一方面…另一方面…」
1. 子供を激しく叱る一方で、やさしく接することも忘れてはいけない。
2. 彼は一生懸命勉強する一方、休日にはおもいっきり遊ぶ。
3. S さんと Y さんがけんかした。S さんは Y さんが悪いと言う。一 方、Y さんが言うには、約束を破ったは S さんの方だと言う。
三十五、一方だ/一直…
「どんどん~する方向に進む/(越來越向著某個方向發展)一直…,一昧…」
1. 年々、交通事故は増える一方だ、車も増える一方だからしかたがない。
2. 年をとるにつれて、悩みは増える一方だ、それとともに目じりの
しわも増えていく。
3. 日本では、子供が減る一方だ、幼稚園の経営が難しくなってきて いる。
三十六、~にかけては、~にかけても / 論…的話,在…反面
「~では/論…的話,在…方面」
1. 暗算の速さにかけては、誰にも負けない。
2. 勉強ではだめだが、スポーツにかけては彼の右に出る者はいない。
3. 打つだけではなく、走ることにかけても、あの選手に及ぶ者はいない。
三十七、~によって、~により、~によっては、~による、~によると、~ によれば / 由於…,根據…被
「情報源、原因、根拠、手段、材料/表示訊息來源,原因,根據,手段,材 料」
1. 女の話によれば、悪いのはみんな彼の方だということなるが、決してそうではない。彼のほうにだって言い分はある。
2. 地震による被害は、総額五千億円にも達した。
3. 未成年の喫煙は法律により、禁じられている。
三十八 ~にあたって、~にあたり / 當…之際
「これから~しようとする状況で/當…之時,值…之際」
1. 仕事を始めるにあたり、いろいろなところからかき集めた資金も、 今や、底をついてしまった。
2. 新入生を迎えるにあたり、先輩たちは歓迎パーティーの準備に忙しい。
3. 出発にあたって、再度日程の確認をさせていただきます。
三十九、~にしては…/照…來說…,作為…的話…
「~と…との関係が予想とちがってわからない、「意外だ、変だ」という気
持ち / 以事物為標準進行衡量,后面所敘述的事物關係使人感到意外,不正常, 超出想像;照…來說…」
1. 彼女は日本人にしては、英語の発音もきれいだし、自分の意見をはっきり言う。
2. もう 1 年も日本語を勉強しているそうだが、それにしては下手すぎる。
3. あの人、大学を出たって言ってるけど、大学を出たにしては教養がなさ過ぎる。カと言って、うそでもなさそうだし。
四十、~に限って、~に限り、~に限らず / 只限…,不只限於…
「~だけ特に、~だけは / 唯獨…,只限…,不只限於…」 例えば:
1. あーあ、こんな時に限って電車がこない。おまけに雨まで降ってきた。
2. 出席率 90%以上の学生に限り、ビザの更新期間が 6か月となる。
3. うちの子に限って、そんなことをするわけがない。
四十一、~といっても/雖說…「~は~でも、確かに~だけれども/雖說…」
1. がんばったおかげで自分のビルが持てた。ビルといっても、3階建ての小さいものだが。
2. 今度、給料が入ったら、ごちそうするよ。ごちそうといっても、 大したことはできないけどね。
四十二、~というものだ/這才真正是…
「(自分の意見を一般化して言う)「私だけの意見ではない」/(並不是我個
人的看法,意見) 才真正是…」
1. どうして、お姉さんだらって、我慢しなきゃならないの。妹ばかり甘やかして…。これじゃ、不公平というものだわ。
2. 自分だけではなく、相手を思いやる心を持つのが、大人というものだ。
四十三 ~を問わず / 與…無關,不管…
「~に関係なく/與…無關,不管…」
1. 京都は四季を問わず、観光客が多い。
2.「店員募集をみたんですが、年齢制限はあるんですが」「いいえ、 やる気さえあれば年齢を問いません。」
3. 夏の花火大会は老若男女を問わず、楽しんでいる。
四十四、からすると、からすれば/以…看來,根據…「~の立場では/以…看來,根據…」
1. 私の考え方からすると、こういう場合はやさしく慰めるよりもむ しろ、冷たく突き放すほうがいいと思う。
2. 世間一般からすれば、親はあくまで子ともにやさしくしなければ 親として失格だということになる。
四十五、さえ、でさえ/連…,甚至… 「~も、~でも/連,甚至…」
1. もう半年も日本にいるというのに、ひらがなさえろくにかけない 人もいる。
2. このことは本人にさえ話していないのだから、絶対にもらさない ように。
3. 先生でさえ分からない問題が、学生に分かるわけがない。
四十六、~たとたん、~たとたんに/剛一…
「~た瞬間、「びっくり」したという気持ち/正當…的時候,剛一…(令人意 想不到)」
1. 立ち上がったとたん、腰に激しい痛みが走り、動けなくなった。
2. 友達は私の顔を見たとたん、笑い出した。髪に寝癖がついていた。
四十七、たび、たびに/每當…「~する時はいつも/每當…的时候,就…」
1. この教科書を見るたび、先生のあのすんだ瞳を懐かしく思い出す。
2. あの子は、恋をするたびにきれいになっていく。
四十八、だらは/淨…,全…,都....「(良くないもの)~でいっぱい/淨…,全…,滿…」
1. 少しは自信があったのに、返された答案用紙は間違いだらけであ った。
2. 受験に何度も失敗して、彼の純粋な心は傷だらけになってしまっ た。
3. 交通事故にあった被害者は血だらけであった。
四十九、べき、べきだ、べきではない/應該…,必须…「~した方が良い、~しなければならない(自分の意見を主張する)/應該…,必須…(堅持自己的意見)」
1. どんな場合でも約束は守るべきだ。
2. どんなにきれいに咲いている花もいつかは散るべき運命にある。
3. 親に反対されているのなら、その人と結婚するべきではない。
五十、かねない/難免…,說不定…「~する心配がある/難免…,說不定…」 例えば:
1. あの人は口が軽いから、秘密を他の人に言いかねない。
2. そんなことを言った、彼女は傷ついてビルの上から飛び降りかね ない。
五十一、ことはない/用不著…「する必要はない/用不著…,没必要…」
1. 彼のほうが悪いんだ。きみが謝ることはない。
2. 彼女に振られたからって、泣くことはないだろう、泣くことは。
3. ただの友達なのだから、そこまですることはない。 五十二、~て/でならない/…得不得了
「とても~だ/非常…,…得不得了」
1. まさか、あの彼が…。生きていれば、歴史を変えるほどの発明を していたかもしれないのに、そう思うと、残念でなりません。
2. 私は会社のために一生懸命尽くしてきたのに、会社は私の要求を
なかなか聞き入れてくれず、不満でならない。
五十三、どころではない、どころではなく/哪兒談得上…
「そんな状況ではない/根本談不上…,哪兒談得上…」
1. 今年の夏は水不足で、プールどころじゃなかった。
2. 「よかったら、映画でも見に行かない」「映画?ここんとこ忙し くてねぇ、映画どころじゃないんだ」
五十四、~ないではいられない/不能不…
「がまんでけない、どうしても、~してしまう/克制不住,不能不…」
1. え!彼がそんなこと言ったんですか?それなら、私も一言言わせ てもらいます。言わないではいられない。(言わずにはいられない)
2. いくら会議中でも、部長のおもしろい話には笑わないではいられなかった。
五十五、ようがない、ようもない/無法…,想…也無法…
「~なりたくてもできない、~したくてもできない、方法がない/無法…,想
…也無法…」
1. 病気で入院しているのに、たばこは隠れて吸うし、出された食事 は文句を言って食べないし。あれでは治りようがない。
2. ギャンブルに手を出し、サラ金に金を借り、あげく、会社は首になる。もう、どうしようもないやつだ。
五十六、わけがない、わけはない/不會…,絕不會…
「~することは絶対ない(私ひとりの意見ではなく、普遍的な意見)/絕不會
…(不是我個人的意見,是大家的看法)」
1. 彼の親友が、彼の悪口を言うわけがない。誰かの間違いだろう。
2. そんな自分勝手なことが、社会に通るわけがない。もう少し頭を 冷やして考えろ。
五十七、~てしようがない、~てしかたがない/…得不得了
「どうしたらいいかわからない、がまんできない/…得不得了,…得厲害」
1. 不景気のせいで客が来なくなり、最近は暇でしようがない。
2. 初雪の知らせを聞くと、思いはもう雪山へ。早くスキーに行きた くてしようがない、って感じで仕事が手につかない。
3. 新しいディスコに一刻も早く行ってみたくてしかたがない。
五十八、~ざるをえない/不得不… 「~するのは必然である/不得不…,不能不…」
1. 友人のこととはいえ、やはり間違いっているといわざるをえない。
2. これだけはっきりした証拠がある以上、罪を認めざるを得ない。
五十九、~ということだ/據說…,就是說…
「~という話だ、~という意味だ/據說…,就是說…」
1. 円が上がるということは、ドルが下がるということで、輸出業者 が大変だということだ。
2. 「今年の就職状況は去年以上に厳しい。」「じゃあ、今年も女性 は絶望的ということですね。」
六十、ことか/别提有多…啦
「表現できないくらい強い感情/别提有多…啦」
1. 日本に来たばかりの頃、かぜで高熱が出て寝ていたことがあった。 あの時は、どんなに心細かったことか。
2. そんな寂しい思いをしていた時に、先生のやさしい一言が、どれ
ほど嬉しかったことか。
3. 階段でたばこを吸ってはいけないと、何度した注意ことか。
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