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　今年の誕生日、東京に滞在中。

　うちのお母さんはよく「子どもの誕生日は母親の災難日なの。だから、誕生日って、お祝いの日

じゃなく、お母さんが子どものお尻を叩く日なの。」と言う（笑）。それで、私の誕生日はいつも外のレストランで友人と一緒に過ごすものだった。でも、今年は、何となくケーキーが食べたいという思いが強くなった。異郷に滞在中、そして何回かお母さんにご馳走いただいたから、この誕生日がいいチャンスなので、こちらから何かをしようと思って、プチサイズのチョコケーキを丸ごと一つ買った。

　今日の晩御飯は日本での初めてのお好み焼きだった。「わあ～」、まさかホームステイ先にもお好み焼きテーブルさえあるとは思わなかった。この前、テレビ番組で紹介した。多くの日本家庭にはたこ焼きやお好み焼きを作る鉄板があるという情報が本当だったのだ。お好み焼き専用粉のほか、お母さんが用意した具材はお肉の薄切り、またキャベツ、もやしなどの野菜だった。味が美味しいかどうかはソース次第だと思った。醤油、焼き魚用のつゆなどを試してみたら、やはりお父さんが友人に頼んで、わざわざ大阪から買ってきたお好み焼き専用ソースが一番ぴったりだと思ったから。

　夕食後、プチケーキが登場した。お母さんは３本の香水キャンドルに火をつけ、電気を消すと、香りが漂うキャンドルライトの誕生日になった。　

　ところが、翌朝、お母さんは「昨日、台湾総統選挙の立候補者が銃撃されたそうだよ」と私に教えてくれた。「えっ？！銃撃！！」‧‧‧‧（無言状態）‧‧‧（頭の上をカラスが飛んでいった）‧‧‧‧　

２００４年の誕生日、本当に一生忘れられない海外での誕生日だと思った。