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中国産カーネーションで「貿易摩擦」

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中国産カーネーションで「貿易摩擦」
2006年05月11日00時59分

 輸入が急増している中国産のカーネーションについて、国内の育種会社などから「日本の登録品種を無断でコピーする例が後を絶たない」と問題視する声が高まっている。14日の「母の日」を控えて花屋の店頭を飾るカーネーションの陰で、「貿易摩擦」が起きている。
10日早朝、東京都中央卸売市場大田市場。育種会社や日本花き生産者協会などの8人が、中国で無断で増やし「逆輸入」された切り花がないか調査した。切り花入りの段ボール箱のうち、狙いを定めた品種の箱を開けると、顔を見合わせた。

 「これはまぎれもなく日本の登録品種」「輸出許可証も張っていない」

 中国では日本の種苗法による栽培規制ができないため、業界は昨年春から、中国側の生産者らと、栽培を認める代わりにロイヤルティー(使用料)を払わせる契約を広めようとしている。だがこれも強制力はない。無断栽培されたものは、中国からの輸入総量の8割に上るという。母の日前のこの時期、国産切り花の卸値は1本80~150円程度だが、中国産は半額以下だ。

 調査に加わったフジ・プランツ(愛知県)の鈴木善和社長は「植物にも知的財産権があることが知られておらず、事態の重大さが世間に伝わらない。確実な証拠を早くつかみたい」と話す。

 一行はこの日、4品種500本をサンプルとして集め、検査機関の農場に送った。来春までに再生させ、日本の登録品種かどうか確認する。
 農水省植物防疫所の統計によると、日本に輸入される中国産カーネーションは00年に約252万本だったが、05年は約5526万本となり、この5年間で20倍に急増した。

 日本フローラルマーケティング協会会長をつとめる小川孔輔・法政大教授らの話では、中国では経済成長による花需要の増加で、00年ごろから栽培熱が高まり、カーネーションの栽培面積も急速に拡大。欧州や日本から正規に購入した苗を次々と栽培して増やし、出荷している。中国で販売するよりも、日本に輸出した方が10倍近い卸値で売れるため、輸出攻勢が続いているという。日本向け最大のカーネーション輸出国であるコロンビアでは、契約が比較的守られていて違反は目立っていない。

 カーネーション苗販売で世界35%のシェアを持つ「キリン・グリーンアンドフラワー」(東京都)は、90年代初めに販売した「マスター」という品種で手痛い失敗をした。日本で売れない品種のため、使用料を取ることをせずに中国で販売したが、04年ごろから日本で仏花用に人気が高まり、中国からの輸入量の3割を占める売れ筋品種となった。柿内久弥知財部長は「使用料が回収できれば、年間1億円が入った計算」という。

 行政側も手をこまぬいているわけではない。独立行政法人・種苗管理センターは4月から、品種保護対策官(Gメン)を、全国2カ所4人から、5カ所10人態勢に増強した。03年の関税定率法の改正によって、税関に申し立てた品種に限り、輸入差し止めも可能となった。

 しかし、Gメンの1人丹羽優治さんは「品種改良した本人でないと見分けられないほどの違いを水際で見つけるのは至難の業だ」と話す。

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